震災被害は人災だった!

兵庫県南部地震
(阪神大震災)
死者6434名

地震大国である
日本の建物

平成7年1月17日午前5時46分未明に発生した兵庫県南部地方を襲った大地震は、あらゆる建物を破壊し多くの犠牲者を出しましたが、その犠牲者の88%は建物崩壊による圧死であることが調査の結果判明しました。

従来、住宅をはじめとする『たてもの』には地震による大きな力が作用しても

①壊れない(倒れない)...倒壊しない。
②崩れない...崩壊しない。

ということが「要求」されています。

たとえ経験したことのないような巨大地震が発生したとしても、
①倒壊しない②崩壊しないで建物の内部空間を保ち、
空内にいる「人間の生命を守ること」を定義とし、最低の基準を建築基準法で定めています。

地震で分かった
欠陥住宅の真実!

ところが震災後の調査により驚くべき事実が判明します。

倒壊、崩壊した建物の過半が手抜き工事の欠陥住宅であったことが判明したのです。

地震に抵抗する為の筋交いと呼ばれるものが1本も無い住宅や、水平やねじれに抵抗する火打ち材と呼ばれる部材が無い住宅など...。


残念ながら
『たてもの』の定義は

守られていなかった。


住宅バブル期と呼ばれた時代に新築されたものや、建築基準法による新耐震基準が適用される前の時代に建設された建物は倒壊。

その建物の下敷きとなり尊い命が奪われたのです。

金儲けしか考えてない!

震災後、建築基準法の改正、建築士の責任と資質の向上、新耐震基準などいろいろな項目が見直され、追加されたのですが。


『しばらく大きな地震は来ないだろう』
多少の地震が来てもダイジョブだろう』


とでも思っているのでしょう。

検査をすれば筋交いが不足していた住宅もありましたし、手抜き工事の欠陥工事を見かけることが多くあり、純粋に『なぜだ?』と思うことがよくあります。


阪神大震災以降、東日本大震災や熊本地震もありましたし、住宅メーカーの人間や設計事務所の人間もテレビやニュースで見たであろうが、その『なぜ?』を勉強しているはず


『人の命を守る住宅にするためにはどうすれば良いのか?』
『欠陥工事をさせないためにはどうすれば良いのか?』


の研究をしているはずと思いきや、人は時が経過すると危機感より金儲けが最優先となるのです。

先の地震で
圧死されたという方々は

欠陥工事による人災です。


悲しいかな
今も新築住宅の欠陥工事が行われ
全く教訓としていない
という現実をお伝えします。

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