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欠陥工事を防ぐ!

新築住宅(第三者)検査のポイント!

手抜きや工事ミスが多い13ポイントを紹介

欠陥工事を阻止する上で重要な13の検査ポイントを紹介します


建てられた欠陥住宅に何千万円もローンを支払うとしたらどう思いますか?


裁判所は欠陥住宅であっても建て直しに値する判決は出しません。

 

旭化成建材の地盤改良杭が支持地盤に到達していなかった事件や、火打ち梁や筋交いが1本も入っていなったという欠陥工事は、以下の各工事のポイントで実際に行われたものです。


今も欠陥工事が増加している原因は『公的機関や10年保証の検査機関はこのうち2回しか現場を確認しない』ということを知って下さい。

 

図面・書類チェック

検査前に必ずすべて行います。

木造住宅では構造図がある場合、構造の間違いが無いか確認します。

※耐震診断、耐震シュミレーションは別途費用がかかります。

 検査№1 地盤改良工事 立会い検査

※アドバイス
【役所&10年保証の検査なし

鋼管杭工事(例)

地盤調査の結果、軟弱地盤と判明した際に行う地盤補強対策工事について、立会にて検査します。

また薬剤の量、杭の種類、配置や本数、施工手順や施工結果報告書の確認も行います。

マンション杭工事施工データ改ざんで話題になったような施工会社のウソを未然に防ぎます。

地盤が良好な場合は検査対象外項目となります。

 検査№2 基礎配筋検査

※アドバイス
【10年保証の検査あり

重要
検査ポイント!

基礎配筋工事(例)

鉄筋の太さ、ピッチ、ジョイント部分、定着長さ、地面からの離れなどを確認、また土間防湿シートの施工状況など検査します。

コンクリートを打つと永久に見えなくなる部分となりますので、特に重要な検査となります。

住宅保証会社で検査したはずなのに、鉄筋がつながっていなかったという事例あり。

この検査では『建物配置が設計通りとなっているか』も確認します。

 

検査№3 型枠検査

※アドバイス
【阪神大震災では折れた橋脚部からゴミ(型枠桟木)が発見されている】

結構重要な
検査ポイント

型枠工事(例)

型枠にコンクリートを流し込む前の検査。

鉄筋と型枠との正しい距離が確保されていることの確認や、型枠の中にゴミや異物等の混入がないか等を検査します。

※コンクリートを流し込まれると、鉄筋の偏りなどは、目視確認することは出来なくなります。

検査№4 生コン打設立合い検査

※アドバイス
【強度の低い生コン(値段が安い)スリ替え防止】

生コン打設施工(例)

コンクリートの打設中の検査です。

立上り打設前にアンカーボルト、剥離剤付着の有無、ゴミや不純物の混入がないか等を検査します。

またコンクリート打設方法や打設手順、コンクリート強度を生コン納入伝票などその場で確認

生コンの水増し(ジャブコン)や強度の低いコンクリート配合のスリ替えなどがないか監視します。

立会は1回/90分程度が基本。

2回目打設立会は※オプション(検査料金1回分追加)となります。

検査№5 基礎出来形検査

※アドバイス
【役所&10年保証の検査なし

何事も
基礎が大事!

基礎工事完了(例)

基礎が完了した時の基礎表面の状態、ジャンカ(基礎の欠陥)の確認、アンカーボルトの位置および本数、ホールダウンの埋め込み深さの確認をする検査となります。

敷設してある場合は土台設置の状態も確認。

この段階でアンカーボルトが複数本不足していた事例あり。

※この検査で致命的な施工ミスを発見し、基礎を壊させたこともあります。

検査№6 1階床組/断熱材検査

※アドバイス
【役所&保証会社の検査なし/断熱材スリ替え詐欺が多発】

結構重要な
検査ポイント

床組み施工完了時(例)

1階部分の土台や大引き、床下断熱材の種類や厚さなどを確認する検査となります。

この検査でアンカーボルトの偏芯や床断熱材のメーカー及び厚さ確認、施工の状況、床下地合板の厚さや環境性能などをチェックします。

契約内容とは違う安い断熱材(性能が劣る断熱材など)へのスリ替えを未然に防止します。

 

検査№7 屋根防水検査

※アドバイス
雨漏りは欠陥! 瑕疵検査では確認出来なくても合格となる】

重要な
検査ポイント

屋根工事(例)

屋根トタンや瓦などの屋根材が葺かれる前に、防水シートの左右重ね長さや上下方向の重ね幅不足、破れなどが無いか検査します。

また、屋根面が壁面に交錯する所の防水シート立上の規定や、防水シート面から窓サッシまでの距離が確保されているかなど検査します。

※上写真は全7棟の建売住宅ですが、第三者検査を行ったこの住宅だけは雨漏りを免れ『他6棟は全て雨漏りが発生した』とご依頼者様から伺いました。

検査№8 躯体(金物)検査

※アドバイス
【検査ごっこが全国で横行!】

重要
検査ポイント

軸組み金物施工完了時(例)

地震に抵抗する壁(耐力壁)となる筋交いの確認や、構造躯体となる柱、梁、桁などの確認をします。

同時に補強金物が適切であるのか、誤った金物を使用していないかなど多項目に渡り厳重にチェック。

筋交いの向きが逆であったり、金物にビスが不足していたり、強度の満たない金物を使用していないかなどを検査します。

また構造用面材の使用釘や釘ピッチ、釘めり込みがないかなど確認します。

※工事途中からの依頼で第三者チェックを行ったところ、致命的な構造欠陥や施工不備が数多く発覚し、取り壊しとなった物件もあります。

検査№9 外部防水下地検査

※アドバイス
漏水トラブル№1 未施工でも保証会社の合格が出る】

重要
検査ポイント

防水シート施工完了時(例)

防水シートの留め付け等の施工状況、防水テープの使用状況、シートに破れなど品質に問題が無いか検査します。

この施工が悪いと建物の中に壁面から雨水が浸入してしまいます。

建売住宅の場合、危険度が高いポイントです。

検査№10 外壁通気確認検査

※アドバイス
【外壁が早期に劣化する原因】

重要
検査ポイント

通気工法の正しい施工(例)

外壁通気工法が正しく施工されているかどうかの検査。

外壁が張られて見えなくなる前に、通気が確保されているかの根拠をチェックします。

サイディングが早期に劣化したり、表面がボロボロになる、外壁にヒビが入ったなどの相談が多発しています。

検査№11 断熱材検査

※アドバイス
【性能の低い断熱材にスリ替える詐欺防止!】

重要
検査ポイント

壁断熱材施工完了時(例)

断熱材の種類、厚さや密度などの規格や留め付け等を検査します。

雑な施工をされたり、断熱性能が低い断熱材にスリ替えられるといった卑劣な行為を未然に阻止。

建売住宅の場合、もっとも危険度が高いポイント。

(※この検査は壁と天井の検査が各1回必要となります)

 

検査№12 大工工事完了検査

※検査アドバイス
【役所&10年保証の検査なし

2×4工法必須

大工工事完了時(例)

クロスを張る前に大工さんの仕事をチェック。

特に使用しているビスやビスピッチを確認します。

また耐水石膏ボード等の張り分けや、ボード2重張りの場合は乱張り施工の確認、ビスの長さ等をチェックします。

2×4工法の場合、ビスピッチ確認は非常に重要となります。

省令準耐火構造や壁量計算に耐力計算されている場合も重要な検査項目となります。

※役所ほか全く確認しない危険なポイントです。

検査№13 完成(竣工)検査

※検査アドバイス
【役所は完成したことを確認に来るだけ。10年保証の検査はありません

結構重要!

完成時(例)

引き渡し後の仕上がり関係のトラブルはとても多いです。

役所は完成した事を確認しに来るだけですし、10年保証の検査もありません。

お客様には表面的に見て頂き、当社は一室一室の仕上がりや室内のドア、サッシ関係の建付け、床鳴り、キズ、タイルの仕上げ、水平精度や床下の状況等etc...の品質をチェック。

最後まで責任を持って検査をします。

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