☆新築住宅(診断)検査/欠陥住宅調査☆仙台を中心に青森 秋田 岩手 宮城 山形 福島 新潟 栃木 埼玉 東京 愛媛で実績☆住宅(第三者)検査専門一級事務所

欠陥住宅東北ネット所属

022-781-8757
受付時間
AM9:00~PM18:00 お気軽にお問合わせ下さい

シックハウス症候群

社会問題にもなったシックハウス症候群。


住宅の高気密化によって建築材料や接着剤に含まれる化学物質室内空気を汚染し、生活する人間が症状を発症するもの。


シックハウス症候群を発症させる化学物質は数種類あるのですが、この建築材料に含まれる化学物質の中で最もポピュラーなのが、ホルムアルデヒドと呼ばれる化学物質


ホルムアルデヒドは住宅を構成する壁紙や床フロアーなどにも含まれています。


ところが
これら化学物質は建築材料だけに限られたものではなく、身の回りにある家具や日用品にも含まれているのです。

シックハウス症候群の症状

シックハウス症候群の症状は個人差があり、本人しか自覚できない症状が多い。


自律神経失調症や更年期障害、風邪などと間違って、なんとなく調子が悪いと思っていてもシックハウス症候群だと気が付かないことがあります。


新築、増改築、リフォーム後、もし次のような症状があり、特に室内にいる時に症状が強く出る場合は一度シックハウス症候群を疑ってみる必要があるでしょう。

  • 目の痛み、かゆみ、充血、目がチカチカする、涙目
  • 咳、のどの痛み、口の渇き、くしゃみ、鼻水、鼻づまり
  • 頭痛、めまい、吐き気、不眠、疲労感、倦怠感
  • じんましん、湿疹、乾燥肌、かゆみ
  • 胸の痛み、不整脈

シックハウス症候群の原因

新築やリフォームした時に使用される建材からの化学物質だけが原因と思われがちですが、建材以外にも次のようなものによって室内空気が汚染されて起こることもあります。

  • ダニやカビ
  • カーテン、じゅうたん、家具
  • 殺虫剤、防虫剤、芳香剤、消臭剤、洗剤、ワックス、クリーナー
  • 化粧品、香水、整髪料
  • 石油ストーブ、ガスストーブ
  • タバコの煙

ホルムアルデヒド

合板、接着剤、防かび剤
アセトアルデヒド 接着剤、防腐剤
トルエン シンナー、塗料、接着剤、ガソリン
キシレン 塗料、芳香剤、接着剤、油性ペイント
パラジクロロベンゼン 衣類の防虫剤、トイレ芳香剤
エチルベンゼン 塗料、接着剤
スチレン 断熱材、畳、接着剤、発砲スチロール
クロルピリホス 殺虫剤、防虫剤、防蟻剤
フタル酸ジ-n-ブチル プラスチック可塑剤、塗料、顔料、接着剤
テトラデカン 灯油、塗料
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル 可塑剤、壁紙、床材
ダイアジノン 殺虫剤
フェノブカルブ 殺虫剤、防蟻剤

シックハウス症候群にならないための主な対策

新築やリフォーム後は室内の化学物質の発散が多いので、しばらくの間は窓を開けたり、こまめに換気や通風を心がけましょう。


窓を開けて換気する場合は、風の通り道をつくるようにすると効果的です。


ちなみに観葉植物には化学物質を軽減させる効果があるようです。


夏や冬の暖房時など気温が高い時(温度28℃、湿度60%程度が目安)には化学物質の発散が増えるので、窓を閉め切らないようにしましょう。


24時間換気システムのスイッチは切らず、常に稼動させましょう。


換気システムのフィルターや、給排気口がホコリ等でふさがると、換気システムの能力が十分に発揮されなくなるので、清掃、メンテナンスは定期的に行いましょう。

空気清浄機を使用する場合にも清掃、メンテナンスは定期的に行いましょう。


新陳代謝を活発にすれば体内の化学物質が汗と一緒に排出されます。


ぬるめのお湯にゆっくり浸かって、心身ともにリラックスしましょう。

建築基準法による規制の概要

1.換気設備設置の義務付け

平成15年7月1日以降に着工される建築物には、住宅だけではなく学校やオフィス、病院等、長い時間継続的に使用される居室には、原則として機械換気設備の設置が義務付けられました。

対象となる空間

 

 

居室等と一体であるとみなされる屋内空間

2.増改築時の注意

既存不適格建築物の増改築をする場合、採光、換気、シックハウス対策等の居室単位については、増改築等を行う居室について現行の最新基準が適用され、それ以外の居室については適用されません。

シックハウス対策については、一般的に換気を行う空間を一の居室とみなして規制を適用するため、一般的には住戸全体で換気を行うことから、増改築の場合には住戸全体に換気設備等に関する規制が適用されます。

 

 

シックハウス対策の為の規制が平成15年7月から施行されていますが、それ以降の住宅でも24時間換気システムのダクトの施工不良でほとんど機能せず、シックハウス症候群になったという事例もあります。


換気システムは正しく作動したとしても『電気代がかかる』『音がうるさい』『寒い』という理由で稼動スイッチを切ってしまったり、掃除やメンテナンスを定期的にしないが為に、換気システムが正しく機能していないのでは、本来の意味がありません。

 

24時間換気システムの種類

第1種換気(給排気型)

給気と排気を機械で強制的に行う
換気方式。
機械換気の中で最も確実な
給排気が可能。

第2種換気(給気型)

給気は機械で強制的に行い
排気は排気口から自然に行う
換気方式。
建物の気密度によっては室内の
湿気が壁内へ浸入する恐れがあり、内部結露が起こる可能性がある。

第3種換気(排気型)

給気は給気口から自然に行い
排気は機械で強制的に行う
換気方式。
一番オーソドックスであり、
この換気方式の採用は多い。
 

住宅の換気システムの種類には1種、2種、3種と3つの種類があります。


一番採用の多い換気形式は『第3種換気』が多く、全体の約7割程度となっています。


第1種換気の採用住宅は全体の約2~3割程度であり、設備費コストアップの面から全体比と比べると少なめです。


ちなみに第2種換気を採用している住宅はほとんどありません。

お問合わせはこちら

Line無料通話に対応します。
お気軽にお問合せください

※不在が多いです。

お電話がつながらない場合はメールでのお問合わせがスムーズです。

お電話でのお問合せはこちら

022-781-8757
受付時間
AM9:00~PM18:00

※サイト掲載内容は予告なく変更することがございます。
悪しからずご了承下さい。

サイドメニュー