ハウス業者の言う

その検査員は信じるな!

何のための検査なのか?
欠陥工事が黙認される!
欠陥を黙認する第三者検査機関

欠陥工事や手抜き工事は基本的に工事中に阻止するほか方法はありません。

正しい施工ではないということを指摘しなければ、そのまま工事は続行される。

全国どこでも同じですが、何の指摘も是正もなく、そのまま完成している新築住宅が多い。

大抵の方はその後になって、相談窓口を探されているようです。

現在、インターネットで探す人が大半だと思いますが、ネット上はハウス業者と利害関係のある検査会社がたくさん出て来るため、注意が必要。

 

これら第三者検査の大半は
欠陥を欠陥と言わない』
検査機関。


検査という行為はするが
相手を攻撃するようなことは
絶対にしない。


このような検査機関を選択してしまうと、何も進展しない上、さらに後悔も残ることになるでしょう。

本ページでは
第三者検査機関である住宅検査員の実態を解説していきます。

5つの住宅瑕疵保険法人

平成12年。

阪神淡路大震災で発覚した多くの手抜き工事の実態から、政府は住宅建設時に対する法律『品確法を新しく制定。


新築時ハウスメーカー(売主)は、保険(住宅瑕疵担保責任保険)に加入し、建物に保険(10年間)を掛けなければならなくなりました。

住宅瑕疵担保責任保険の法人は、住宅専門の保険会社で国土交通大臣により以下の5つの法人が指定されています。

1.住宅保証機構㈱
2.㈱日本住宅保証検査機構(JIO)
3.㈱ハウスジーメン
4.ハウスプラス住宅保証㈱
5.㈱住宅あんしん保証

 

ハウス業者はこのいずれかの保険法人に登録し、基礎の配筋時上棟後に保険会社の検査員による『瑕疵保険の現場検査』を受け、合格した住宅だけが保険を掛けることが出来ます。
(※保険会社の検査を受けないハウスメーカーあり/供託制度採用)
(※※現在、上記5法人の他、検査会社あり/家守りホールディングス、JHSほか)


しかし。


10年保証の検査で合格となった

新築住宅で数々の
欠陥が見つかるのです。

検査に『合格』する欠陥工事

論より証拠。

次の欠陥工事の事例(写真)を
見てほしい。

 

これらの写真は
当方が岩手県北上市に新築中の住宅を撮影したもの。

あまりの『工事の雑さ』を見ていたお施主さんが不安になり、当職に相談。

その後、現地で検査した際に撮影した欠陥工事の証拠写真

JIOの検査で合格

主要構造部である土台と柱(接合部)の欠陥工事。
金物補強も見当たらず、釘1本だけを打っている写真。

JIOの検査員はこれを黙認。

JIO検査で合格

屋根の防水シートの欠陥工事。
左右方向は200㎜以上重ねなければならない。
写真は100㎜となっているが、指摘されない。

JIO検査で合格

柱を固定するホールダウン金物の欠陥工事。
ナットからねじ山が出ていない。
他にも複数個所あるがJIO検査員は指摘しなかった。

 

これらの欠陥工事を
瑕疵(10年)保証の検査員

『合格』にしたのです。

もう一度言います。

これらの欠陥工事を

 その検査員は『合格』にしたのだ!! 


施主が欠陥施工に不安を感じ、ハウスメーカーに問いかけると必ず言われるのが

『検査に合格しているから大丈夫』という決まり文句。


合格すれば『住宅保険付保証明書』が発行されますが、それで安心でしょうか。

欠陥工事はなぜ黙認されるのか?

答えは簡単。


『ゆるく甘い検査』を
しているの
です。


『なぜ甘い検査になるのか?
分かりますか?


確認検査機関も瑕疵保証会社も
ハウスメーカーが大事なお客さんだから。

ハウスメーカーによって規模の違いはありますが、年に数棟のハウスメーカーもあれば、何百棟も建てるハウスメーカーもあります。

1棟あたり数万円の掛け金が支払われるため、住宅着工数が多いパワービルダーとの契約数が多ければ多いほど、保険会社の売り上げは上がる。


そんな大事なお客様であるハウスメーカーの欠陥工事を指摘して、直させるようなことは絶対にしない。

厳しい検査員はやがて左遷される

その理由
お客様であるハウスメーカーに逃げられてしまうから。

 

厳しい検査をすれば顧客のハウスメーカーから『頭が固い!』と嫌がられ、他の保険会社に乗り換えられる(他の保険会社へ移られる)と、売上が下がるためです。

全国で横行するメクラ検査

下事例は
当方の住宅(診断)検査において欠陥工事が発覚
したものですが、住宅保証の検査はカタチだけの検査(メクラ検査)をしているという証拠写真。


厳選してご紹介しますが、欠陥工事の黙認はどこの県でも横行しています。

青森県青森市

筋交い欠き込みの欠陥工事。
瑕疵保険検査では確認必須の建基法違反が合格となっていた証拠写真。

検査員不明

福島県いわき市

黄色矢線部分に筋交いが無いという欠陥工事。
筋交いが不足しているのにも関わらず合格。

検査員はJIOの検査員

栃木県足利市

サッシ下端の防水規定違反。
120㎜以上必要だが、これも合格。

検査員は
ハウスジーメンの検査員

新潟県新発田市

筋交い補強金物がない建基法違反の欠陥工事。
これも合格となっていた証拠写真。

検査員はJIOの検査員

山形県鶴岡市

ホールダウンの欠陥工事。
H.Dボルトではないことは一目瞭然だが指摘されることなく合格。

検査員は住宅保証機構

検査ごっこ

【福島県郡山市の新築検査での出来事】

当方が行う新築住宅(第三者)検査の過去話ですが『ハウス業者のいう検査員』と検査の当日にバッティング。

同時に新築工事中の躯体検査を開始した時の話。


一昨日に大雨があり、養生を怠ったせいで床下地の合板がズブ濡れで真っ黒な状態(下写真)でした。


ところが、
その検査員はズブ濡れになっている床合板に関して、話をすることなく検査を終了。


当方は『床合板の含水率が高いのでは?』とこれを指摘し、お客様へ報告。

その後ハウス業者は『乾燥させる』など抵抗していましたが、短期間で乾燥するはずもなく、結果、床下地合板の張替となりました。

その時の写真

検査員は家守りホールディングスの検査員(※現在はすまいの探偵社)
ハウスジーメンの検査も受託して行っている。

しかし一体、この検査員は

何のために
検査をしているのか?

 

当方の指摘がなければ、この合板は張替されることもなく、この状態のままでフロアーが張られ、引渡し後、床フロアーが凸凹になったり、フロアーの継ぎ目からカビが発生したりしたことでしょう。
 

『正しい的確な検査』が行われているのであれば、住宅トラブル件数はもっと少なくなるはずですが、検査ごっこの検査会社』によって欠陥工事が黙認されているため、欠陥住宅の被害相談は無くなるはずがない。

 

ハウス業者は指摘されないことを良いことに、あなたの新築住宅の欠陥をそのままにして工事を進めています。


これは
『全国で行われている』
ということに気付いて下さい。

住宅保証制度の実像

 

欠陥があれば法律に守られるはず...。

裁判すれば普通、絶対に勝つだろ!

勝てば何もかも全額負担してもらえるはず...!

損害賠償もプラスして、新しい家に建て替えたらいい...!

そう思われているあなた
右上の動画をクリックしてみて下さい。

 

そうはいかない現実が分かると思います。

裁判大国アメリカに追従し日本も裁判の多い国ですが、他人事と思っていた住宅トラブルに巻き込まれたら...。

■ あなたに全く負担はないと思いますか?

かかった費用のすべてを保証してもらえると思いますか?


答えはNO!


あなたが思っているその欠陥は
『保険の対象とされず』消費者センターや市役所などの関係機関に相談しても『たらい回し』にされるケースが多いのです。

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